30代に突入してから、急に髪がごっそりと抜けるようになった。心当たりは色々といえば、
まずは不規則な日常生活。いつもタイトなスケジュールと戦うウェブ制作業という職業柄、帰宅するのはいつも明け方。つかの間の睡眠から目覚めると、枕は抜け毛だらけ。
こってりとした食事も大好きで、一日一食は必ずラーメンを食べる。もちろんチャーハン、餃子は必ずつける。炭水化物を大量に摂取した食後は、顔面が脂でテカテカにコーティングされる。髪をかきあげると、指間にねっとりとした抜け毛。
そんな俺の未来を写す鏡が、ピッカリと光った親父の頭だ。つまり遺伝。実家に帰るたびに、輝きを増す親父の頭頂部。運命には逆らえないのか…と悲しくなる。呪われた運命を嘆いていると、はらはらと舞い落ちるわが抜け毛。
せめて、結婚するまでは髪の毛を維持したい。抜け毛の勢いから考えると、40歳まで持たせるのは難しいと自分でも思う。ならば、せめて伴侶を見つけるまででも…。ある意味結婚詐欺のような話だが、そんな悲痛な思いもあって、僕は育毛を決心。
しかし育毛といっても、素人にできることは限られている。特に遺伝に関しては、現代の技術ではどうにもできないのでは。でも生活習慣と食事も、いますぐ変えるのは難しい。生活習慣を変えるのは、仕事を辞めないと無理だし、毎日のラーメンも、激務の合間の数少ない楽しみだ。
では何を変えればいいのか…。思うに、僕の抜け毛を加速させている原因は、ギトギトとした頭皮にあるのではないか。30歳を越してから、急に脂が出やすい体質になり、徹夜をすれば、肌はもちろん、頭皮も脂まみれだ。頭皮に脂が溜まれば、毛穴が詰まり、髪の毛の成長を阻害すると、雑誌で読んだことがある。体質が脂性に変化したのと同時に、抜け毛も増えたので、間違ってはいないと思う。